水の飲み方2009年01月23日 13時27分37秒

中学生のころ、友達とトランプをして負けるごとにコップの水を1杯ずつ
飲むという遊びをやった事がある。
よく負けたのでコップで10杯を超える量を飲んだように思う。
その時はどうも無かったのに、家に帰ってから体調が悪くなり、苦しんだ。
後から判ったのだが、血液濃度が水により急激に薄くなったためらしい。
いわゆる「水中毒」,で、極端な場合、意識を失うかも知れないとの事。
米国で行われた「水飲みコンテスト」で、女性が死亡したというニュースも
あるので、ご注意を!
※注釈:水中毒(Water Intoxication)
水分摂取を過剰にとることによって生じる低ナトリウム血症を起こす中毒症状
腎臓の水の処理能力は、通常16ミリリットル/分で、これを越えるスピードで
水を飲むと、体内の水分が過剰状態となってしまう。
そして、体内の細胞の膨化が起こり、低ナトリウム血症を引き起こす。
人間の体はほぼ70%水分でできている。 いわば水は命の源であるが、
過剰に取りすぎると私たちの生命を奪うものに変ってしまう。

こんな水の飲み方の話じゃなく、水の上手な飲み方の話がしたい。

■人間の水分量
新生児は約80%、成人で60%、老人では50%
老化とともに人間の脳の水を欲しがる感度が低下するのが原因らしい。
【一日の人間の水の出入り】
一日に出ていく水 量(ミリリットル)  一日に入ってくる水 量(ミリリットル)
尿  1400 食品や体内で補給  1300 
 600 水を飲む  1200
呼吸  400    
便  100    
合計  2500     2500
この、1200mlの水分を一気に飲むと、最初に脱線した話題の水中毒 になってしまう。

■正しい水の飲み方
・朝起きたらまず水を飲む。
 リラックスすることで、イライラやストレスを解消できる。
 1回で150ml程度、1日8回ほどに分けて飲むのが理想らしい。
・食事中は水を飲まない。
 消化液が薄まって上手く消化できなくなる。
 食べ物の中の水分をゆっくり噛んで摂取する。
・寝る前に水を飲む。
 脳梗塞や心筋梗塞は明け方や午前中に起こることが多いので、
 中高年の人は特に必要です。

■飲む水の種類
・どうせだったらおいしい水を飲みたい。
 水道水のカルキ臭い水を飲むよりも、おいしい水を飲みたい。
・といっても、ペットボトルの飲料用の水を購入してまでもという気になれない。
ならば、浄水器という事で、我が家は浄水器を購入した。
※商用では、水素水、アルカリイオン水、バナジウム水などいろいろな種類
があるようだ。