イノシシに遭遇2010年09月30日 22時01分22秒

9月26日(日)の早朝6時頃の事だった。
昨夜実家に泊まり、いつもより早く就寝したので、朝早く目が
覚めてしまった。
パジャマ姿で、裏山に散歩に出かけた。
昔は、小さな小道だったが、砂防ダムが近くに作られ、資材を運搬する
ためにその道が今ではアスファルトの道路に変わっている。
周囲の環境もだいぶ変わった。
以前は、自然の川が流れトンボも川岸に飛んでいたのだが、今では
川があるにはあるが、コンクリートの川でしかも水が流れていない。
こんな景色を見るにつけ、この散歩道も今ではめっきり数が減った
蝶やトンボを追いかけた昔の自然が懐かしい。

なんて事を考えながら歩いていると、アスファルトのガードレールの
あたりで、「ガサガサッ」と音がした。
音のする場所から5メートルは離れていただろうか、結構大きな音だった
ので近寄って行こうとすると、ガードレールの先の斜面を何やら黒い塊が
動いて下っていくのが見える。
よく目を凝らしてみると、イノシシだった。
しかも1メートルもありそうだった。 さらに近くの別の場所からも音がする。
こちらも、同じぐらいの大きさのイノシシだった。
そして、こちらに気が付き、「フッフー」と威嚇するような息を吐いた。
きっと子連れのイノシシ夫婦ではなかったのだろうか。
子供を確認することは出来なかった。
威嚇した後は、森の中へ逃げ込んでいった。

オヤジに話をすると、イノシシは夜間に行動し、昼間は森の中に潜んで
いるらしい。
早起きしすぎて、イノシシの行動時間帯とぶつかってしまったのだ。
オフクロは無事でよかったと言う。

イノシシが突進してくると人間でも大怪我をする。
イノシシは時速45kmで走る事が可能であるといわれている。
100m送で換算すると、8秒フラット.... ん。 あのウサイン・ボルト選手の
世界記録9秒58より速いのだ。
2匹で突進してこられたらどうなった事だろうと思いなおしてゾッとした。

たぶん子連れであったろうから、出来ることなら野生の「うり坊」を見たかった。
「うり坊」は、イノシシの赤ちゃんに付けられた呼び名で、生後約4ヶ月の間は、
縞模様の体毛が生えていて、ちょうど縞瓜(シマウリ)のように見える事から
そう呼ばれる。
とてもかわいいぬいぐるみのような模様だ。
野生の「うり坊」は、いまだかって見た事がない。

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